【旅畜④】"死にたくなる島" サントリーニ島<前編>
ついに旅も4日目。
ドゥブロヴニクからギリシャのアテネに飛び、一泊。今回は"とある島"へ行く
【旅畜③】9割が知らないモンテネグロの世界遺産に行ってきた - ヨノナカ童貞。
その名もサントリーニ島。
朝の1:30にアテネの宿に着いたぼくたちは翌日7:00発の飛行機の乗るために3時間少々の仮眠を取る。そして、朝日もまだ出ていない頃に宿を出発した。
なぜこの時間設定にしたのか過去の自分への怒りが止まらない。
空港からは定期的にバスが来ており、中心街まで1.8ユーロで運んでくれる。
バスに揺られること20分、中心街のフィラの街に到着。ちなみにフライトもバスも乗っている間はずっと爆睡していた。こんな体調で来ていいような島ではないことが後になって気づくことになる。
到着!
今いるフィラの位置はここら辺。
サントリーニ島は火山の島で島の形が月のようになっている。理由は度重なる噴火によるものらしい。
そして、フィラの街はサントリーニ島観光の起点となる街でここからすべての場所への交通手段がある。時間も腐るほどあるのでフィラの街を探索することにした。
…うん。
サントリーニ島初心者にはびっくりの連続だ。青い海、青い階段、白い建物、白いTシャツ屋さん…本当に青と白しかない。徹底し過ぎている。
たまにこういう謎の塔もあるが景観を壊さない程度の色合いだ
少し歩き疲れたので、昨晩も風呂に入っていないことだし休憩がてらドクターフィッシュを体験してみた。
引くほど寄ってきた…
少し休憩できたので近くのレストランで昼食
レストランまでオシャレ…
食後はギリシャコーヒーとか優雅の連続かよ。
食事にも満足し、体力が回復したところでいよいよ本日の旅のハイライトとなるイアへと向かう。イアには誰もが一度は見たことがある青と白の建築があり、世界で最も美しい島と言われる理由の一つとなっている。
しかし、それと同時にイアはとても死にたくなるところだった…
続く
【旅畜①】ジブリ映画の舞台の街へ行ってきた
旅行好きの社畜、略して旅畜。
日程を詰め込みすぎて地獄のプランと化した旅行の出発点はクロアチアである。
【欧州×旅畜】トラベルブルーが止まらない - ヨノナカ童貞。
クロアチアと聞くと何を想像するだろうか。ミルコ・クロコップ、ジブリの舞台、東欧?
まあ、そもそもさして印象はないだろうが、今回行ったクロアチアのドゥブロヴニクはジブリの『紅の豚』の舞台として有名だ。
そういうわけでクロアチアに向かうことになるのだが、僕たちは旅行の2週間前というギリギリに航空券をとったため直航便は買えるような値段ではなくなっていた。そのため、一旦はトランジット先であるパリへ飛ぶ。
パリには現地時間の21:30に到着。
パリのシャルルドゴール空港の椅子でスリに怯えながら夜を明かし、目的地のクロアチアへと飛ぶ。
さらに、クロアチア空港からシャトルバスで30分。ようやくドゥブロヴニクに到着。
ということでドゥブロヴニクの魅力を解説したいと思う。
■ドゥブロヴニクは絶景だらけ?
ドゥブロヴニクはものすごいコンパクトな街だ。というかただのド田舎だ。それにもかかわらず観光客が多いのはなぜか…?
それを説明するには言葉は要らない。もうこの写真がすべてを物語っているだろう
丘の上から見下ろす街並み。
この風景を見るためには市街地からゆるやかな坂を登り、ケーブルカー駅まで歩く必要がある。ケーブルカーは15分に1本程度出ており、一気に市街地が見渡せる山頂まで連れて行ってくれる。
山頂に着くとたくさんの観光客で賑わっていることがわかる。
太陽を背に上から見る市街地の風景はまさに絶景。レストランもあるのでここで食事をするのも良いだろう。
■定番の旧市街地
次に紹介したいのが旧市街地。市街地の特徴といえば何と言っても街全体が城壁に囲まれていることだ。その城壁の高さたるや大型巨人ですら撃ち破るのが困難なほど。昔は要塞として機能していたこの場所は、今では世界遺産に登録されショッピングやグルメを楽しむことができる。
なお、注意したいのがクロアチアはEUに加盟していないため、独自の通貨・Knクーナを使わなければならない。そして、観光地なのに異様にクレジットカードが発達しておらず現金払いというのがとても面倒くさかった。
ひとしきり観光を終え、ゆっくりとカフェを楽しんでいると日が落ちてきた。ここで昼間の風景とは打って変わった市街地の姿が見られる。
うーん、綺麗だ!もう単なるクソ田舎のレベルを超えている。この時間帯から食事をしに人々が市街地に集まってくる。次はドゥブロヴニクのグルメの紹介だ。
■アドリア海直送の海鮮を食す
夜になるとレストランに人が集まり賑やかになる。ドゥブロヴニクグルメといえば何と言ってもシーフードだ。
市街地の中はモロに観光地なので値段は張るが、それを裏切らないほどの美味しさ。そしてテラスの醸し出す雰囲気はインスタジェニックであり世の若者のハートをグッと掴むことだろう。
こうして9連休ゴールデンウィーク初日が終了した。次回はちょっと"アレ"な場所へと向かう。
【旅畜③】9割が知らないモンテネグロの世界遺産に行ってきた
モンテネグロと聞いてすぐにピンとくる人は数少ないだろう。
ドゥブロヴニクに滞在して2日が過ぎ市街地、ロクルム島を観光し終えた僕たちは世界遺産の街・モンテネグロのコトルへ向かうことに決めた。
「そもそもコトルってどこ?」という話だが、コトルは世界遺産にも登録されているモンテネグロの都市で、アドリア海に面している綺麗な街…らしい(謎)
まあ色々調べても正直よく分からなかったが、なんでもドゥブロヴニクから国際バスで2時間で行けるらしいので行ってみることに。
コトルへ行きのバスは、ドゥブロヴニクから7:00発、11:00発、14:00発の1日3便しかない。しかも、ドゥブロヴニクに宿を取っているので帰りを考えると7:00発のバスに乗らざるをえない。
さらには国際バスターミナルのくせに、市街中心部から妙に遠く、ドゥブロヴニクの市内バスは複雑怪奇すぎて乗れないので、1時間前に宿をでて徒歩で行くことに。
よって5時に起床し、6時に宿を出発という強行スケジュールとなった。眠たすぎる。
というわけで余裕をもってバスターミナルに到着。(6:30)
バスは7:00発だ
まだ夏期シーズンに入っていないからか人は意外とまばらである。
陸路で国境を越えるため、バスに乗りながらパスポートチェックをされる。
地球の歩き方には2時間と書いてあったが、行きは3.5時間かかった。
到着!
うおおおおおおお!?
建物のガラスが全部割れている!最高!!
このなんとも言えない荒廃感。偏見かもしれないが、いわゆるな東欧に入ると感じ取れる少しピリッとした雰囲気の変化。かつてウィーン(オーストリア)→ブタペスト(ハンガリー)に入った時にも感じたこの感覚。
荒廃マニアのぼくとしては一瞬にしてテンションが物凄い上がった。(クロアチアも東欧だが完全に観光地化さらており感じ取れなかった。)
やはり情報があり過ぎる観光より、あまり人がいかない土地の方が期待値とのギャップが楽しめるから好きだ。
ちなみに世界遺産のへは徒歩5分でいけるので、タクシーに誘われても拾う必要はない
朝のマーケットも熱気がある
そして旧市街地の城壁に到着。
なんでもここを登ると絶景が堪能できるというのだ。我慢できないので早速入ることに。
旧市街地を抜けると山頂へと続く階段がある。目指すは山頂からのコトルの眺めだ。
こんな感じのガチの山を登る。ちょっとムリじゃね?
眩しそうにしている猫
周りを見てみると暴飲暴食のせいか肥えに肥えた西洋人の旅行客は1/5 あたりでもう肩で息をしている。まさかこんなガチ登山になるとは思わなかったのだろう。僕もだ。
そんなことは関係なしに5月というのに気温は30度を超えてるのではないかという猛暑日だ。
ヌーディストビーチが人で溢れていてもおかしくない筈なのに…
【旅畜②】ヌーディストビーチを全力で探してみた 〜クロアチア編〜 - ヨノナカ童貞。
頂上まで半分あたりを過ぎた頃だろうか、途中、祠的なものがあったので休憩する
…するも全然疲れが取れない。
ここからは、体力を最後の一滴まで振り絞って踏ん張るのが醍醐味なのだろう。
しかし、僕はゆとり教育を一身に受けた悟り世代だ。これ以上の努力はナンセンスと見切りをつけ、中途半端なところからパシャリ。
大、勝・利!
うん、ぜんぜんこれで撮れ高は十分ではないか!!
情けないと思うかもしれないが判断は正解だった。もう4年もまともに運動していないぼくは来た道を下り切った頃、足が使い物にならなくなっていた。
というわけで無事下山。
帰りのバスは死んだように寝ていたと後から友人に聞いたのは言うまでもない。
翌日は5時起きでギリシャのある島へ向かう
旅はまだまだ続く
【旅畜②】ヌーディストビーチを全力で探してみた 〜クロアチア編〜
皆さんはヌーディストビーチというものをご存じだろうか。
ヌーディストビーチを知らない人に説明すると、男も女も関係なく、生まれたままの姿でいるという天国のようなビーチのことだ。
テレビではよく観たり聴いたりすることはあるだろうが、実際に行く人は少ないだろう。
ドゥブロヴニクの観光もひとしきり終え、暇を持て余した男たちが考えるのは、グルメ? カフェ?ファッション? いや、…エロだ。
【旅畜①】あのジブリ映画の舞台の国へ行ってきた - ヨノナカ童貞。
そして今回気づいてしまったのだ。
というわけで、今までに見たことのない集中力でヌーディストビーチへの情報を探し出し、予定していなかったが翌朝行くことにした。
〜翌朝〜
ドゥブロヴニクの旧市街地区を入口から突っ切る形で港へ向かう。
入口から徒歩5分程度で島へと向かう港を発見!
ロクルム島はドゥブロヴニクから2〜3時間に1本程度出る定期便で15分という超近いアクセスなのだ。
ロクルム島行きのチケットを購入。そして朝9:00の便に乗船
風を切りながら進む船から足を投げ出して綺麗な海を見つめる。その脳裏に映るのは大自然の風景でもなく、そこに生息している動植物の姿でもなく、ブロンド髪をたなびかせてるエキゾチックな外人のお姉様方に他ならない。脱亜入欧を推し進めた志士たちの気持ちが今なら分かる気がした。
到着!
気持ちを落ち着かせるためにまずはカフェでサンドイッチの朝食、そして食後のケーキを食べる。これはクロアチアの伝統的なスイーツでクレームシュニッタというらしい。ここら辺でもう心は明鏡止水の境地に達した。
暖かい陽の光を全身に浴びながらカフェでまったりしていると鳥的な何かが近づいてきた。鳩かな?と思っていると…
孔雀だwwwwwwwwww
めっちゃビックリした。孔雀がご飯のおこぼれにあずかろうと寄ってきたのだ。
そう、ここロクルム島は無人島で、生物が独自ヒエラルキーを形成している。その中でもこの島を支配しているのが孔雀だ。もうありとあらゆるところに孔雀がおり、カフェでご飯をこぼそうもんなら速攻で寄ってくるのだ。
しかし、野生の孔雀とか初めて見るものだからテンション上がりすぎて孔雀のグラビアを沢山撮ってしまった。
別のやつもきた。
腹ごしらえを終え、ようやくミッションを完遂すべく行動を起こすことにした。ぼくは鳥マニアではない。孔雀なんかにずっと構ってる時間などないのだ。
ミッションとはもちろんヌーディストビーチを探し出すこと。しかし、実は場所が全然分かっていないのだ。色々な方のブログを拝見したが具体的な位置を掲載してるページが見つからなかった。
なので、割と広大な島ではあるが肉弾戦で探すことにした。
看板的なものが立ったいるものの、ビーチなんて表記が見つからない。本当にあるのか?
亀が道を通っていた。自由過ぎかよ
道なき道をずっと歩いているが、いかんせん斜面が急だったり、アップダウンが激しい。歩いても歩いても同じ風景なものだから精神的にも疲れてしまう。
しかし、疲れたときはビーチのことを考える。そうすると不思議な力が湧いてくるのだ。これは古代より男子だけに授けられしフォース。いついかなる状況でも保健・体育のことを考えると力が漲ってくるのだ。時代が時代なら人はぼくのことを求道者と呼ぶだろう。
そしてビーチっぽいところに到着。
綺麗すぎる…!
しかし、ここでは無いようだ。なぜならビーチへの入口には「ここからがヌーディストビーチやで」的な看板があることを前情報で知っていたのだ。
なので観光客はチラホラいたが、こんなところではないのだ。もう探索を始めてから1時間以上は経ち、帰りの船の時間まで残り30分を切ってしまった。まさにジャックバウアーと同じぐらい追い込まれている。
「ここまでか」と諦めて帰路につくと
…なんと奇跡が起きた。
あった。
これや… この看板や!
看板にはハッキリと書いてある。
"水着着用禁止"
おお…、神よ。さすがはローマカトリックを信奉する国。これが啓示なのか。この大和魂100%の心にも神の導きを感じたのは初めてだ。石をパンに、水をワインに変えた奇蹟は本当だったのだ。求道者大歓喜!!
この先はまさにセキエイコウゲン。
選ばれたものだけが入場を許可される神聖な場所である。
ということで、僭越ながら自分も服を脱ぎ捨て、下半身のフォースが覚醒しないよう、涅槃の境地に至る落ち着いた心でビーチに足を踏み入れた。
おお…
おおお…
目の前に広がる光景は
誰もいない。
【緊迫】GW海外0泊目:「北朝鮮が、ミサイルを発射しました」
朝起きて、Twitterを開いて衝撃を受けた
「北朝鮮、ミサイル発射」
【韓国報道】北朝鮮が弾道ミサイル発射も失敗https://t.co/pj4105xPhh
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年4月28日
ミサイルの種類はわかっていないが、発射されたのは1発で、失敗に終わったという。 pic.twitter.com/pUCd4xRtcA
今日からゴールデンウィーク9連休
ぼくは韓国経由で、パリに飛び立つ予定だ。
まあミサイル発射とかいつものことだろと思ったが、 東京メトロ全線停止という情報を聞いて、ヤバさのリアリティが増す。戦争でも始まるのかという理由の運行停止である。
しかし、これでは成田空港へ行けない。
なんてことはなく、すぐに運行開始したようで無事、成田空港へ到着。
トランジットは1時間だから少しの遅延が命取りになるが、15分の遅延で済み、韓国に取り残される事態は回避。
無事に韓国に着いたので、残すところはそそくさと韓国から出ること。
これから搭乗するアシアナ航空の機長はパッキル。
ぼくの命運はパッキルに委ねられた。
弾がきたらヒラリと避けるのだぞ
【欧州×旅畜】トラベルブルーが止まらない
落ち着きの無い旅行がまたはじまる。
旅行に"マッタリ派"と"弾丸派"があるとすると、ぼくは絶対後者だ。