10年ぶりに親と散歩した話
サラリーマンになって数年が過ぎた。
毎日夜遅くまで仕事し、親と顔をあわせる回数も週に1.2回と言ったところか。
2週間に一遍は親と外食にお出かけすることがせめてもの親孝行かなと、定期的に行くようにはしている。
それでもやっぱり休日は遊びたいから、1時間弱の食事の時間が終わると次に顔をあわせるのはまた1週間後になる。
今日は違った。
僕は親と公園で散歩することに決めた。
7/29 14:00頃
西東京方面は33℃ 流石のポケモンマスターたちもレアポケモンの誘惑と熱中症KOの間で揺れ動いている
親と公園を歩いていると、いろいろなことに気づく。
例えばこれだ。
池の周りには珍しい鳥やトンボを撮影しようと、15人程度集まっていた。
ポケモンGOに置き換えるとこういうことである。
バードウォッチャーたちは、"リアル" の鳥が出現すると、一斉にカメラを構え始め、捉えた人は狂喜乱舞し、捉えきれなかった人は酷く落胆する。
おそらく捉えた人たちは写真を厳選し、図鑑に入れるのだろう。
ポケモンと同じだな~とか
そんなことを考えながら、その光景を横目に散歩を続ける。
途中、ぎんなんを見つけた母が指を指して、
「ぎんなんだ! ほら、ぎんなん!!」とか言いながらずーっとぎんなんを眺めていた。
何分眺めているのだろう。
僕にはぎんなんのレア度がわからないけれど、おそらくポケモンGOでいうとこういうことだろう
ズリのみ
残念ながら、この日はサイドンと遭遇した以外はテンションが上がることはなかった。
それでも、親と10年ぶりに散歩しながら親子らしいことができて、少しは親を喜ばせられたかなと思う。
おまけ
ユーザーは、ポケモンGOをやらないで、青空を見上げなよ。色んな発見があるよ、と批判されることもしばしば。
しかし、現実はポケモンが現れるのを待ってる時間は空を眺めたり、日向ぼっこをしているのが常。