ヨノナカ童貞。

食物連鎖の下から2番目

これ以上見過ごせない鳥取県をリオ五輪開幕のタイミングで訪問した話

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鳥取県は"ある意味"今いちばん注目を集めている県だろう
 
日本全国で唯一スタバが存在せず、"すなば"コーヒーを作ったり、(2015/5/23  鳥取スタバ1号店OPEN)
 
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スナ(マ)ホ解放地区宣言をし、県知事自らポケモンマスターを誘致するなど
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いろいろ話題に事欠かない県である。しかし、その実態はやはり謎に包まれている。
 
なぜなら、東京出身者からすると、鳥取県は人生でワンチャン行くか行かないかのワンチャン県だからである。
 
鳥取県は一生に一度行くか行かないかのただの砂だらけのワンチャン県なのか、気になってしょうがないため真相を究明すべく、有給を取って鳥取へと旅だった
 
 
■とにかく、行きづらい、、
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東京から鳥取に行くには直通の新幹線がないため一度大阪で乗り換える必要がある。そのため、値段も暴力的に財布に優しくない。
 
のぞみに乗り新大阪で下車し、たこ焼きと串カツを堪能したあと、鳥取行きの特急列車に乗り換える。
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・新大阪からはこのスーパーはくとという聞いたことのない特急列車で向かう。
 
途中、小動物と接触したため電車が止まるとい
う"ならでは"の理由で到着が遅れる
 
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停車駅の兵庫県 上郡では、人気ポケモンのピッピが出てきて一時的にテンションが上がるも、乗車時間の長さに再びテンションが下がる(20代後半からすると、ピッピは「ギエピー」のイメージしかないが…)
 
23:00  ようやく鳥取駅に到着
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夜の鳥取砂丘に行きたい!と現地のコーディネーター(友人)にオーダー。しかし、夜は拉致スポットだから危険というさらっと恐ろしい理由を言われ、その日は諦めた。
 
■意外と近過ぎる鳥取砂丘
 
翌日
 
この日は鳥取県の気温が38℃を記録し、yahooトップに載るほどの猛暑日。そんなことも知らずに、鳥取砂丘を目指す。
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戦いの前に、あの"すなば"コーヒーで朝食。おにぎりセットはおにぎり2つにドーナツ、だし巻き卵、コーヒーがついてなんと破格の500円程度。コーヒー消費量全国1位の県と言われているだけあってか、水だしコーヒーはレベルが高い。
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・外が暑すぎて写真を撮る前に思わず飲んでしまった、飲みかけの水だしコーヒー

 
空腹を満たした後は、最大の目的地である鳥取砂丘へとむかう。JR鳥取駅からはまさかの15分程度で到着するコンパクトさだ。鳥取県最大の観光スポットが、すぐに行けてしまうのは、旅行感が薄れてしまうので、少々残念ではあったが、そうこうしているうちに到着。
 
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くそ暑い
 
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見渡す限り砂
 
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ラクダがいた。
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すっ
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ポケモンGO推奨地区だけあり、ポケストップがそこら中に
 
鳥取砂丘では恒例だという(?)砂丘ダッシュを試みるも、この日の気温38℃という異常気象下とも知らず、約1名が砂の熱に脚をやられてヤケドする事態に。砂丘ダッシュは良い子は確実に真似してはいけない。
 
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日焼け止めを塗らないと30分でもアホみたいに焼けるため、帰り道にものすごい後悔をする。
 
 
灼熱地獄と化した鳥取砂丘というダンジョンから脱出後は、砂まみれ・汗まみれ・乳酸まみれに。ポカリ(ポーション)を一気飲みし体力回復。その身体でそのまま砂の美術館へ。
 
 
砂の美術館とは、日本で唯一のプロ砂像彫刻家・茶圓勝彦によってプロデュースされた砂の彫刻美術館らしい。
 
鳥取砂丘ではしゃぎ過ぎたあとの休息所として入館することをオススメする
 
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インカ帝国の砂の彫刻にはカイロスがいた
 
鳥取砂丘に引けをとらない 第2の"超絶景"スポット
 
次に向かったのは浦富(うらどめ)海岸の遊覧船乗り場だ。
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ここが伏兵とも言えるまさかの良スポットだった。
 
日の照り返しが強くなる12:00。本日は運良く波が閑かな日で小型船の運行があるということでチケット(2100円)を購入。
 
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さらには、遊覧船を2倍楽しむために海鳥の撒き餌用にかっぱえびせんを50円で購入。
 
浦富含めた一帯は、ユネスコ世界遺産ジオパークにも選ばれている。ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を含む一種の自然公園である。よく分からないけど凄そうだ。
 
事前に購入したかっぱえびせんを投げるとものすごい勢いで海鳥が寄ってくる
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その光景は、まさにリアルポケモンモンスターボールを投げているかのよう
 
ポケモンGOアプリを使わずとも、鳥や海洋生物を間近で鑑賞できるのがポイントだ
 
それだけではない。
大自然によって作られた天然の洞窟や、島々を観覧できる。
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接触するかしないかの距離感で島々の間を縫って突き進むスリル感も小型船ならではだ
 
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海鳥の糞が白くなって堆積したことから、白なんとかと言われていた撮影スポット

 
必死に鳥のうんこを撮影しようとする観光客の光景はなんとも異様
 
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沖合は水が澄み渡っており水晶のようにきれい。光が入ってきづらい洞窟の中では海底まで覗ける
 
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ポケストップに似ている道具を使い、海洋生物を探す時間も
 
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風がとても心地よい。しかし、超小型船のため、ひどい時は水しぶきが常時スプラッシュマウンテン並みに顔にかかる
 
■激安質高 の鳥取グルメの秘密
 
絶景の他に、もう一つ触れておかなければならないことがある。
 
鳥取県は隠れた美食の街だということだ。

鳥取県は飯がとにかく旨く、とにかく安い。安すぎて申し訳なくなるレベルである。時間の関係上、昼ごはんと夕ご飯はほぼ間を空けずに食べたが、十分に美食を堪能できた。
 
・北海道 (店名)
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光沢が眩しい、境港産地直送の岩ガキ
 
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注文で暴れても大丈夫
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どれだけ食べても2500円/人程度におさまるのが驚きだ
 
・宴楽 (店名)
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鳥取和牛希少部位のみを注文 (4000円/人)
 
東京ではなかなかありつくことのできない和牛の希少部位も鳥取であれば安価で食べ放題レベルだ
 
 
このように、鳥取県県土の90%は砂丘と思っている人にとっては驚きの連続とも言えるような実力を隠し持っている土地であった。
 
鳥取県の観光を検討しているなら、上記をモデルプランとしてみてはどうだろうか。
 
■おまけ
 
翌日は仕事があるため、帰りはまさかのコナン空港 (正式名称:鳥取砂丘コナン空港)から東京へ戻る
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中の空港職員は超がつくほど人柄が良い
 
 帰りの電車では、三連休明けならではの明日会社やめたい病にかかるも必死に乗り越えようとする姿は真の社畜そのものであった