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ヨノナカ童貞。

食物連鎖の下から2番目

【10ページ書評】『明日のプランニング』を読んで

時間は有限。10ページ書評とは、最初の10ページ+α程度読んで書評してしまうことだ。

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コミュニケーションに関わっている者であれば必読の本。筆者は、マス広告とweb広告をどちらも10年以上担当した経歴を持つ、コミュニケーションデザイナー佐藤尚之さん。

今、メディア業界のプランナーが元気を失っている。かくいう私も現在web広告の仕事に携わっているが、仕事は面白いものを作っている筈であるのにやってる方は全然つまらない。

理由は、なんとなくわかる。webの世界はデータが全て数値化できてしまうがゆえに、膨大な量の効果測定に追われて疲弊してしまう。そして、いつしか本来の目的である人を喜ばせることではなく、ページビューやコンバージョン率の向上など表面上の数字ばかりを追っていってしまう。

でも、本来広告って人を喜ばせる仕事だ。

企業の商品PRも、コミュニケーションの仕事につくと広告という手法はみんな大嫌いとネガティヴにうつってしまうが、商品とは誰かの悩みを解決するためのアイディアを具現化した素晴らしいものだ。

それを、悩みを抱えている人に正しくぶつければいいのだ。(それが難しいのだが)

なので、まず笑顔にしたい相手、伝えたい相手を知ることが先決だ。

それでは伝えたい相手とは?

筆者は生活者は二分できると述べている。「ネットを日常的に利用している生活者」と「ネットを日常的に利用していない生活者」だ。なぜなら日本にはネットを毎日使っていない人が5670万人(日本の人口の半分程度!)もいるからというのだ。つまり、ユーザーとは決してネットユーザーだけではない。

だから適切にプランニングしないと伝わってる実感が起こらない。

ではどう届けるか?
それは本書を手にとってみて欲しい。

この書評は、自分も伝えたい生活者の笑顔を作る幸せな仕事に従事しているという自分への戒めでもある。