ヨノナカ童貞。

食物連鎖の下から2番目

【旅畜②】ヌーディストビーチを全力で探してみた 〜クロアチア編〜

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皆さんはヌーディストビーチというものをご存じだろうか。

ヌーディストビーチを知らない人に説明すると、男も女も関係なく、生まれたままの姿でいるという天国のようなビーチのことだ。

 テレビではよく観たり聴いたりすることはあるだろうが、実際に行く人は少ないだろう。

ドゥブロヴニクの観光もひとしきり終え、暇を持て余した男たちが考えるのは、グルメ? カフェ?ファッション?  いや、…エロだ。

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そして今回気づいてしまったのだ。

ドゥブロヴニクの近くにはヌーディストビーチがあることを…!

というわけで、今までに見たことのない集中力でヌーディストビーチへの情報を探し出し、予定していなかったが翌朝行くことにした。

 

 

〜翌朝〜

 

 

ドゥブロヴニクの旧市街地区を入口から突っ切る形で港へ向かう。

 

入口から徒歩5分程度で島へと向かう港を発見!

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 ロクルム島はドゥブロヴニクから2〜3時間に1本程度出る定期便で15分という超近いアクセスなのだ。

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ロクルム島行きのチケットを購入。そして朝9:00の便に乗船

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風を切りながら進む船から足を投げ出して綺麗な海を見つめる。その脳裏に映るのは大自然の風景でもなく、そこに生息している動植物の姿でもなく、ブロンド髪をたなびかせてるエキゾチックな外人のお姉様方に他ならない。脱亜入欧を推し進めた志士たちの気持ちが今なら分かる気がした。

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到着!

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気持ちを落ち着かせるためにまずはカフェでサンドイッチの朝食、そして食後のケーキを食べる。これはクロアチアの伝統的なスイーツでクレームシュニッタというらしい。ここら辺でもう心は明鏡止水の境地に達した。

 

暖かい陽の光を全身に浴びながらカフェでまったりしていると鳥的な何かが近づいてきた。鳩かな?と思っていると…

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孔雀だwwwwwwwwww

めっちゃビックリした。孔雀がご飯のおこぼれにあずかろうと寄ってきたのだ。

 

そう、ここロクルム島は無人島で、生物が独自ヒエラルキーを形成している。その中でもこの島を支配しているのが孔雀だ。もうありとあらゆるところに孔雀がおり、カフェでご飯をこぼそうもんなら速攻で寄ってくるのだ。

 

しかし、野生の孔雀とか初めて見るものだからテンション上がりすぎて孔雀のグラビアを沢山撮ってしまった。

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別のやつもきた。

 

腹ごしらえを終え、ようやくミッションを完遂すべく行動を起こすことにした。ぼくは鳥マニアではない。孔雀なんかにずっと構ってる時間などないのだ。

 

ミッションとはもちろんヌーディストビーチを探し出すこと。しかし、実は場所が全然分かっていないのだ。色々な方のブログを拝見したが具体的な位置を掲載してるページが見つからなかった。

 

なので、割と広大な島ではあるが肉弾戦で探すことにした。

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看板的なものが立ったいるものの、ビーチなんて表記が見つからない。本当にあるのか?

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亀が道を通っていた。自由過ぎかよ

 

道なき道をずっと歩いているが、いかんせん斜面が急だったり、アップダウンが激しい。歩いても歩いても同じ風景なものだから精神的にも疲れてしまう。

 

しかし、疲れたときはビーチのことを考える。そうすると不思議な力が湧いてくるのだ。これは古代より男子だけに授けられしフォース。いついかなる状況でも保健・体育のことを考えると力が漲ってくるのだ。時代が時代なら人はぼくのことを求道者と呼ぶだろう。

 

そしてビーチっぽいところに到着。

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綺麗すぎる…!

 

しかし、ここでは無いようだ。なぜならビーチへの入口には「ここからがヌーディストビーチやで」的な看板があることを前情報で知っていたのだ。

 

なので観光客はチラホラいたが、こんなところではないのだ。もう探索を始めてから1時間以上は経ち、帰りの船の時間まで残り30分を切ってしまった。まさにジャックバウアーと同じぐらい追い込まれている。

 

 

「ここまでか」と諦めて帰路につくと

 

 

…なんと奇跡が起きた。

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あった。

 

これや…  この看板や!

看板にはハッキリと書いてある。

 

 

"水着着用禁止"

 

 

おお…、神よ。さすがはローマカトリックを信奉する国。これが啓示なのか。この大和魂100%の心にも神の導きを感じたのは初めてだ。石をパンに、水をワインに変えた奇蹟は本当だったのだ。求道者大歓喜!!

 

この先はまさにセキエイコウゲン。

選ばれたものだけが入場を許可される神聖な場所である。

 

ということで、僭越ながら自分も服を脱ぎ捨て、下半身のフォースが覚醒しないよう、涅槃の境地に至る落ち着いた心でビーチに足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

おお…

 

 

 

 

 

 

 

おおお…

 

 

 

 

 

 

 目の前に広がる光景は

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もいない。