TOEIC新形式ちょこっと役立つ話
約3年ぶりにTOEICを受けた。
僕の過去のTOEICの点数は880点。
フィリピンでは、健康的に焼けたエキゾチックなお姉さま方とマンツーマンで英会話した記憶が懐かしい。
授業後は一緒に街に繰り出したりと、英語は楽しんでやるものである。英語力とはすなわち"スケベ力"と同義と言っても過言ではない。
TOEIC公式サイトによると、
TOEIC A level (860点〜)
TOEIC B level(730点〜860点)
TOEIC C level(470点〜730点)
らしいので、僕は元A levelなのだろう。
さて、役立ち情報を載せる前に、今回なぜ3年ぶりにTOEICを受けたかというと、会社から言われたからだ。
海外売上比率がミジンコレベルの会社だが、突如グローバル企業に転換するなどと言い始め、社員全員受験が必須となったからである。
50代の社員からしたら大問題である。
20代に置き換えると、急に会社からロシア語必須で受けろって言われているのとさほど変わらない感覚だろう。
大事な日曜日を潰され、やる気が0を下回ったものの英語と向き合うのは久しぶりのためか少しワクワクしていた。
ちなみに、会社には500点を課されている。
このスコアならおそらく3年ぶりだろうが素で取れるだろうし、あえて丸腰で受けたほうが前回との差分を肌で感じることができるのでノー勉で行くことにした。
◼︎試験当日
ーー大好きな日曜日のお昼
会場はベルサール渋谷という、渋谷駅からかなり歩かされる場所である。
受付は11:45〜12:30とあるが、場所が少しわかりにくいため12:00には渋谷駅に到着した。
少し迷いつつも、会場に近づくにつれおそらく
TOEIC受験者であろう人々が同じ方向に歩いているため、それに着いていくことでなんとか辿り着いた。
試験会場へ吸い込まれていく人々の表情を見ていると、僕同様に会社にいわれてやる気のない人もいれば、緊張感のある面持ちの人もいる。おそらく、人生がかかったりしているのだろう。
そして、ある重大なあることに気づいた。
時計を忘れた。TOEIC会場には時計がないため、自分で腕時計をもって行かなければいけないのだ。時計を置かないこのシステムは本当に謎である。
ちなみにTOEICは大まかにリスニングPartとリーディングPartの2種類に分かれていて、試験時間は120分である。
試験開始は12:35からということでイヤホンを付け、残り時間はリスニングに追い込みをかける真面目な学生の振りをする。
渋谷会場の皆様、TOEIC試験前にイヤホンつけている少し小洒落た服装で姿勢の良い若者は、リスニング試験の追い込みをする真面目な学生ではなく、遊戯王デュエルリンクスを楽しんでいる不真面目な社畜でございます pic.twitter.com/DNkbJ2rPJm
— 士元 (@Ste_1C) 2017年1月29日
◼︎リスニングPart
驚いた。
いや、おったまげた。
具体的には2つの点について驚いた。
1つ目ののサプライズは、リスニングのボリュームが増えたことだ。しかもかなり。
リスニングテスト中は、「えっまだ終わらないの?」と何度も思ったほどだ。
2つ目のサプライズは、実は問題数自体は変わっていなかったことだ。
「え、、、矛盾してるじゃん。」
と思うだろう。
それもそのはず。後述するが、リスニングの問題数自体は変わっていないものの、簡単な問題が減り、難しい問題が増えたのだ。
これが"体感"である。
事前に新形式を知っていて、予習していたら分からなかった感覚だろう。
それでは、僕が昔実践していた対策に入る。
リスニングテストと聞くとアレルギーが出てくる人も少なくはないだろう。なぜなら僕たちは義務教育でリスニングの勉強なんてしなかったからだ。
ただ、TOEICのリスニングテストというのは3割程度聞き取れさえすれば得点に結びつけることができる。
実は戦略的に対策すれば簡単にスコアを取れるのだ。
・ポイントは3つ。
主語・疑問詞・時制
そして、問題文の先読み。(4つ目出てきちゃった…)
「なるほど、分からん。」だと思うので、例文で解説しよう。
23. When is your new car being delivered?
(A) I'm on my way to pick it up.
(B) The sales representative reccomend it.
(C) I prefer a sports car.
答えは(A)だ。
まず、最初の一語は集中して聴いてほしい。
英語は疑問文が頭にくるからだ。
解答プロセスを先ほどのポイントに当てはめよう。
まず、疑問詞は "Wnen"
つまり、「いつ?」を聞いている。
この時点で「いつ」に答えてない(B)と(C)は脱落する。
よって、I'm on my way (ちょうど〜するところ)が分からなくても、消去法で(A)が正解。
このように、1語だけで答えられる問題すらある。
もう1つやってみよう。
24. I was really looking forward to the concert.
(A) Why was it canceled?
(B) Yes. I enjoyed it yery much.
(C) What time shall we meet?
先ほどのポイントに当てはめよう。
そう、答えは(A)だ。
内容的には(C)「何時に待ち合わせしましょうか?」に一見思えるが、問題文をよく聴くと "was" と言っているので、時制は過去形なのだ。つまり、文法の知識によって(B)と(C)は脱落する。
以上、とても簡単である。
お気づきのとおり、TOEICのリスニングは選択肢から選ぶ形式であり、会話内容をすべて聞き取る必要がない。重要のポイントを先読みし、文法の知識で選択肢を絞り込むことができるのだ。
つまり、おそれる必要はない。
ちなみにこの手法を使ってぼくは今回全然答えられなかった。やはりリスニングは難しい。
◼︎リーディングPart
リーディングセクションでは、大きく変わったかポイントは1つだけと言っていい。
3つの文章を読ませて答える問題の導入や、時代に合わせたチャット形式の問題が追加されたなど新形式はの変化を煽る記事が多いが、正直使う能力は変わらない。
体感的に変わったと感じなければそれは別に大した変更点ではないのだ。
それでは体感的に変わったと思う問題とは…?
それはセンター試験でもお馴染みの1文挿入問題だ。
文と文の間に[1] [2] [3] [4] の空欄部分が記されており、文章をどこに挿入すれば正しいかという問題だ。前後の文脈から推測して挿入する選択肢を選ばせる問題である。
リーディングに関しては、答えが文章に書いてあるためリスニングより簡単である。旧形式と同じように地道に単語力、文法力、構文力、読解力を身につければ自然とスコアは伸びる。
受験生時代の時はアホみたいに単語力を伸ばした結果、英語の偏差値70超えを果たした。
この裏切らない地道な英語力を使って、今回僕は20問を残して制限時間を迎えてしまった。
だって時計が無かったんだもん…
この時点で単純計算約90点相当※は逃したことになる。(´・_・`)
注)TOEICは200問990点満点だが、1問あたり5点の配点があるという単純な計算方式ではなくて、点数かにおいて統計処理が行われる。なので正確には90点失っているわけではない。大きな打撃ということに変わりはないが…
最後にTOEICの変更点をまとめて終わりとする。
◼︎TOEIC新形式変更点まとめ
TOEIC側が形式変更したとしても、世の中が騒いでいたとしても体感的に変わっていなければそれは変わっていないのと同義なのだ。さほどビビる必要はない。
あー、眠かった